沖縄のクルーズ 「東洋カリブ構想」

今回は沖縄県の観光にも大きく関係するクルーズ船の展開により観光事業を押し上げようとする沖縄県の取り組みをご紹介します。

沖縄県は2018年度から沖縄を東アジアのクルーズ観光の拠点にする「東洋のカリブ構想」の取り組みを始めたとの報道がありました。

当ブログでも何度かお伝えしているように観光客の滞在日数を如何に長くするかが課題です。クルーズ船の寄港も増えてきましたが乗客の滞在時間が短いのが悩みです。この「東洋のカリブ構想」は、沖縄の乗客が乗り換えするような「拠点港」に押し上げて課題を解決して地理的な優位性を生かして東アジア市場を取り込んでいくという構想のようです。

沖縄県への外国人観光客は好調です。クルーズ船の寄港回数は17年は515回と前年比で30%増えています。しかし、クルーズ船は数時間の滞在に留まり宿泊するのは少ないです。このために沖縄観光全体の「平均滞在日数」や「一人当たり消費額」はほぼ横ばいの状態が続いています。

沖縄県では、クルーズ路線が増えて船会社が拠点を置くようになれば客の宿泊を促すことができると考えているようです。船会社が現地で支店を開けば地域の雇用増にもつながるのではないかとの期待もあるそうです。

この構想を進める上で県が考えているのが那覇港の整備による受入能力の向上です。国は横浜など全国6港湾を国際クルーズ拠点に指定して官民連携の開発を促しています。那覇もこの活用を視野に入れて大手クルーズ船会社との協議を重ねて必要なインフラ整備を進めていきたいと考えているとの事です。

このような構想が展開されていく際に気になるのは那覇港近くの辻というエリアです。ここは風俗街です。東京でいうと吉原のミニ版のようなエリアです。一部の風営法業者はこのエリアでしか店舗を運営できません。古くからある非常に特殊なエリアです。

住宅環境に適している場所ではないのですが、最近は様子が変わってきました。地元の不動産業者がこのエリアで宿泊特化型のホテルを展開したり、大手のホテルチェーンがこのエリアでまとまった土地を取得して立替えてビジネスホテルを展開する計画などが挙がっています。

このエリアは、那覇空港と那覇市内中心部を結ぶ海底トンネルが直ぐ近くを通っており、那覇空港まで車で約5分で行けるエリアです。また、平地という事や海の直ぐ近くにあるために宿泊施設の展開には向いていると思います。

既にこのエリアの土地の売買価格は1989年の売買事例を上回っています。未だ風営法業者が店舗を展開していますが、ここ数年で大きく様変わりするエリアになるのではないかと考えています。

このエリアの近くの那覇港が整備されてクルーズ船の寄港が増えると街並みも人の流れも大きく変わってくると思います。

沖縄県はこの構想でクルーズ客数を21年度には現在の2.3倍の200万人に引き上げる目標を掲げています。この構想が上手く展開していくようでしたら上記のような周辺エリアの開発は多いに期待できると思います。

 

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