沖縄県の高公示価格地域のレポート 3

高公示価格地域のレポートも、今回で3回目になります。今回は、上昇幅基準で第3位の浦添市についてレポートします。

浦添市は、那覇市に隣に位置する人口約11万人の街です。浦添市内にはキャンプキンザーという米軍補給基地があります。また、数年後には那覇軍港が那覇市から移転するのが決まっています。浦添市には2本の北部への幹線道路が走っています。那覇空港から北部の名護市までを結ぶ国道58号線と那覇市内を通り中部までを結ぶ国道330号線です。

今回の調査では、浦添市内で地価の一番高いエリアは城間東田田でした。このエリアの坪単価は約73.7万円でした。浦添市での需給のプレーヤーは、地元企業や県外法人が中心です。那覇市に隣接していることや幹線道路が走っていることでマンションの建設も盛んです。マンションの敷地の取得を目的とした取引も活発です。

そのためにマンションの近隣には商業施設が立ち並んできて幹線道路沿いの景観はかなり成熟してきています。また、浦添市内にはモノレールが延伸されることで駅の建設も始まっています。そのために浦添市と隣接する西原町との間の内陸部の駅建設予定地では土地の造成が進んでいます。

浦添市内で二番目に高いエリアは、浦添市宮城でした。このエリアは、住宅街と店舗などがある商業エリアが混在する街です。そのために不動産の需要者は、県内の法人や個人が多いです。店舗需要があり、それなりの流動性を兼ね備えているエリアです。住宅や店舗需要が中心となっていることから、取引価格帯は土地だけで4,000~5,000万円程度だと見られています。

三番目に高いエリアは仲西というエリアです。このエリアは幹線道路である国道58号線に面しており、また、道路の向かい側キャンプ・キンザーという米軍基地となっています。

このために、既に始まっている土地の一部変換から将来基地の返還を見越した投機的な土地の売買もあります。主な土地の需要者は店舗需要者や県内法人・個人となっています。このエリアでの土地の売買価格帯は、土地で5,000万円前後、中古物件で1億円前後となっています。

また、浦添市内にあるキャンプ・キンザー沿いの西海岸には那覇市から浦添市の北側に隣接する宜野湾市までを結ぶ海岸道路が開通しました。まだ完全に完成はいませんが、それでも那覇市から北側へのアクセスはだいぶ楽になりました。

この海岸道路沿いには来年開業予定の大型ショッピングセンターが建設中です。その建設地の近くにはこれも来年県内出店を決めたセブンイレブンの物流センターの建設も始まる予定です。

浦添市ではこうした西海岸の近くや、内陸部のモノレール延伸エリアでの土地の需要が今後も見込めると思います。

以上、今回は高公示価格で第三位の浦添市についてレポートいたしました。

 

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