沖縄県の北部でテーマパーク計画の話題

先日の地元新聞紙の報道で、オリオンビールとリウボウ、ゆがふホールディングス、刀の4社が沖縄本島北部でテーマパーク事業を展開する準備を進めている、と明らかになりました。

4社が軸となり早期に新会社を設立する方向で調整しており、2020年代前半の開業を目指しているとの事です。具体的な計画は未定ですが、沖縄の魅力を前面に打ち出したパーク建設を計画している、との事でした。

オリオンビールはご存知の方も多いかと思いますが、地場のビール製造販売業者です。リウボウは、昔からある地場の小売業者です。ファミリーマート社と合弁会社を設立して沖縄県内のファミリーマートを運営管理もしています。ゆがふホールディングスは、土建業から始まり今では年商200億円を超える老舗のホテル運営管理会社です。

 本島北部へのテーマパーク建設を巡っては、14~15年にかけて、カジノを含む統合型リゾート(IR)を念頭に米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪府)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」が名護市のネオパークオキナワ、本部町の国営海洋博公園周辺へ進出する計画が浮上した、との報道内容ですが、正にそのとおりです。

当時は、その建設場所を巡って思惑が働き北部の農地まで買い占めがあり、地価が上昇した経緯がありました。

 「4社の計画はユー・エス・ジェイ元執行役員の森岡毅氏が設立したマーケティング会社「刀」の科学的手法による効率的な施設運営のノウハウを基にしている。立地は決まっていないが、同様の場所が候補地になる可能性がある。IRについて刀社は現時点で計画はないとした。」、とも報道されています。

この森岡氏は、USJの業績に大きく貢献した優秀な方です。USJ自体の親会社の買収等でその後USJの沖縄誘致の話も流れてしまいました。その後時をほぼ同じくして森岡氏が独立されたとのニュースを聞きました。

この沖縄へのUSJへの誘致には、地元選出の国会議員が誘致に向けて積極的な活動をしました。USJが進出を断念した後も、地場の企業連合にこの森岡氏を結びつけて再度北部にテーマパークを建設する動きがその後も進んでいたと推測します。

 「オリオンビールの嘉手苅義男会長とリウボウHDの糸数剛一会長、ゆがふHDの前田裕子取締役、刀の森岡CEOは3日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、北部振興や沖縄への国内外からの投資を呼び込む「変化の起点」になるとして支援を要請。パーク建設により観光客の滞在日数や消費単価増加などの効果が見込めると説明した。

県に対し(1)テーマパーク事業の実現に向けた支援(2)テーマパークを含めた北部地区全体のインフラ整備(3)沖縄自動車道の名護市内・本部町までの延伸、那覇市周辺から北部への鉄軌道早期着工―の3点を求めた。富川氏は鉄軌道やインフラ整備に尽力する姿勢を示した上で「北部にテーマパークができれば沖縄全体の観光振興等々非常に大きな経済効果があると理解している」と期待感を示した。県によると、計画が実現すれば沖縄振興特別措置法に基づき税制優遇措置が受けられる観光地形成促進地域制度の対象になるという。」と報道されています。

この上記の報道でも触れていますが、沖縄県の観光滞在日数を増やして行くことは大きな課題ですし、沖縄ではインドアの観光施設が少ないことも事実だと思います。

これらの施策を実現していくためには、鉄軌道整備やインフラ整備は自ずと付随してくるものだと思います。もし、これらの施設が完成すれば、東南アジア方面からの観光客の増加も期待できるので、関連産業や不動産市況にも影響を与えてくると思います。

これまでは、南部、那覇市周辺、中部の北谷町辺りまでが地価上昇の牽引エリアでしたが、今後中部以北の北部地域まで不動産価格は上昇していくのではないかと見られます。

 

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