2018年03月07日
ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
平素から当社Pocket Funding をご愛願頂き誠にありがとうございます。
今回は、当社Pocket Fundingのグループ会社の案件化までのプロセスとグループ会社の組織形態についてご説明いたします。
当社Pocket Funding の主な案件は、募集行為を行なうソーシャルバンクZAIZEN㈱と融資業務を行なう㈱財全ソリューション双方の協業により組成されています。この両者は資本関係はありますが別々の法人です。ソーシャルバンクZAIZEN㈱は第二種金融商品取引業者で、㈱財全ソリューションは貸金業者です。
現在は多くのソーシャルレンディング事業者が複数のライセンスを保有して事業を展開しています。つまり、金融商品取引業者であり、貸金業者であり、宅建業者である、ということです。当社の場合は上記のような形態ではなく、別々の法人がそれぞれの業を行いソーシャルレンディングのスキームを展開しています。
当社では、毎週1回貸金業者である㈱財全ソリューションと案件化のための情報共有を目的として会議を開いています。会議の参加メンバーは、当社の代表取締役、案件化担当者、㈱財全ソリューションの責任者である執行役員、融資審査責任者、グループの財務担当者、が参加しています。
この会議では現在融資中の案件から募集に相当する案件を選定することや、現在募集案件化されている融資案件の状況の確認、グループ全体のファイナンスの状況の共有、Pocket Funding側での募集状況の共有、同業他社の状況や動向の共有、をしています。また、必要に応じて適宜融資部門側に確認を行っています。
次に、融資の形態についてご説明します。融資の場合には原則として不動産担保を取ります。当社のグループ会社の貸金業者の融資の殆どに不動産担保を付けています。
また、どの貸金業者も融資の際に掛け目と呼ばれるヘッジを行っています。当社のグループ会社の場合は、原則として不動産担保の評価額の70%までしか融資しません。営業者である㈱財全ソリューションは、過去12年間で全額回収ができなかったは案件は2件だけです。
当社Pockt Fundingの案件のほとんどがリファイナンス型の案件です。一部では成立条件が付いている案件もありますが、成立条件を付けていない場合は募集額に満たない場合でも成立としています。成立して調達した資金が、営業者の次の新たな融資案件の原資となります。
ですので、先ず当社グループ会社の融資部門が融資に際してきちんと審査を行い融資を実行をします。その後返済状況を更に吟味して募集に相当する案件を選定して募集をかけています。つまり、リスクは先ず当社グループの融資部門で受けてそれから募集に相当するものだけを募集しています。
一部のソーシャルレンディングのスキームの中では、融資実行の段階から募集する資金を原資として融資する案件も見受けられます。この場合、募集する側は融資先の審査がメインとなり、融資の原資は投資家から調達した資金で賄うので原則として融資に関しての返済不能リスクを募集業者は負いません。
しかし、当社のスキームでは、リファイナンス型が中心なので当初から投資家へ返済不能リスクを負わせるというような事にはなりません。また、前述のような会議を経て募集に相当する案件を選定していますので、当初から投資家へリスクのある案件を募集することはありません。
また、登録の際にも何度も財務局とも確認していますが、グループ会社への融資や親会社の親族会社への融資のための資金調達などは一切行っていません。
また、分別管理は、当社はもちろん、営業者でも行われております。お客様から預託される募集で調達した資金は募集完了後に当社から営業者へ送金されます。その営業者に対して当社の担当者が毎月分別管理の状態を通帳を見て確認しています。ですので、お客様からの資金が営業者の別の目的に使用されているかのチェックは常に行われています。
以上が当社の案件化から資金調達後の分別管理体制までの流れとなります。今後もお客様に安心して投資して頂けるように内部管理体制を更に充実させて行く所存です。
今後もお客様に安心して投資して頂くためにも内部管理体制の開示や可能な限り投資先案件の情報開示を進めて行く考えでおります。
ご不明点がございましたら、当社カスタマーサービスまでご連絡ください。
今後ともPocket Fundingをよろしくお願いいたします。